第879回.マーベル映画のセリフで『生きている』という意味の『live, alive』の違いを解説
映画『アイアンマン』(2008年)より
原題『Iron Man』
問題
トニー・スターク / アイアンマン(ロバート・ダウニー・Jr)
I shouldn’t be __ unless it was for a reason.
字幕:生き残ったのは 理由があるからだ
訳 :理由がなければ 私は生きているべきではない
__に入るのはどちらでしょう?
①live
②alive
映画のシーン
映画:アイアンマン
シーン:トニーがペッパーに会社の不正取引のデータを盗み出してほしいと頼むシーンです。ペッパーはトニーの身に危険が生じることを心配して断ろうとしますが、トニーの『何をすべきかやっと分かったんだ 正しいことだと確信してる』という言葉を聞き、協力することを決めます。
答え
正解は②aliveです!
トニー・スターク / アイアンマン
I shouldn’t be alive unless it was for a reason.
字幕:生き残ったのは 理由があるからだ
訳 :理由がなければ 私は生きているべきではない
詳しい英語の解説
形容詞:alive
意味:生きている、生きた
aliveはbe動詞の後に置かれるなど、補語とする形(叙述用法)でしか使えません。
セリフでもbe動詞の後に置かれ、補語として使われています。
I shouldn’t be alive unless it was for a reason.
訳:理由がなければ 私は生きているべきではない
形容詞:live
意味:生きている、生きた
liveは名詞の前に置き、名詞を修飾する形(限定用法)でしか使えません。
また『生きている』以外にも『生放送の、ライブの』という意味でも使われます。
形容詞liveは『ライヴ』と発音します。『住んでいる』という意味の動詞live『リヴ』と間違えないように気を付けましょう。
形容詞:living
意味:生きている、生きた
同じ意味を持つ形容詞にlivingもあり、こちらもliveと同じように限定用法で使います。
『living dead:リビングデッド、生ける屍』などで聞いたことがあるかと思います。
主にlivingは人間に、liveは動物に対して使われることが多いです。
単語の解説
助動詞:should
意味:~すべきだ
接続詞:unless
意味:~でなければ、~でない限り
名詞:reason
意味:理由、原因、根拠
最後に
今回はここまでです。『エンドゲーム』を見た後に、またこのセリフを聞くとグッときますね。映画『アイアンマン』はいいセリフ・名言が多いですよね。
同じ意味を持っている形容詞でも、叙述用法・限定用法などで使い方が異なるものもあります。品詞が分かるようになったら、次はこういった部分も覚えていきたいですね。
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(参照2024/05/10)
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