第919回.マーベル映画のセリフで接尾辞『-al』を解説
映画『デッドプール2』(2018年)より
原題『Deadpool 2』
問題
ウェイド・ウィルソン / デッドプール(ライアン・レイノルズ)
Superhero landing coming up!
字幕:スーパーヒーロー着地をキメるぞ
訳 :スーパーヒーロー着地だ いくぞ!
Fuck, fuck, fuck! This is so not __ .
字幕:クソッ 使えねえな この着地
訳 :クソッ これは実用的じゃないな
__に入るのはどちらでしょう?
①practice
②practical
映画のシーン
映画:デッドプール2
シーン:ウェイドのX-MEN見習いとしての初任務のシーンです。ラッセルに吹っ飛ばされたウェイドが現場に戻る際にスーパーヒーロー着地をキメるのですが、『使えねえな この着地』と文句を言います。
前作でも『スーパーヒーロー着地は膝に悪い』とネタにしていまいしたね。スーパーヒーロー着地とは、アイアンマンなどがよくやる片手・片足・膝の3点で着地するヤツです。確かに膝が痛そうですね。
答え
正解は②practicalです!
Fuck, fuck, fuck! This is so not practical.
字幕:クソッ 使えねえな この着地
訳 :クソッ これは実用的じゃないな
詳しい英語の解説
形容詞:practical
意味:実際の、実用的な
名詞:practice
意味:練習、実際、実行
practiceは『練習』という意味で覚えている方が多いと思いますが、『実際、実行、実践』といった意味もあります。
この名詞practiceに接尾辞『-al』が付いて形容詞化したものがpracticalになります。
接尾辞:-al
意味:~の、~に関する、~すること
接尾辞『-al』は主に名詞を形容詞に、動詞を名詞にする性質があります。
名詞に接尾辞『-al』を付けると『~の、~に関する』という意味の形容詞になります。
person(人、個人)→ personal(人の、個人の)
environment(環境)→ environmental(環境の)
nature(自然)→ natural(自然の)
universe(宇宙)→ universal(宇宙の)
industry(工業、産業)→ industrial(工業の、産業の)
動詞に接尾辞『-al』を付けると『~すること』という意味の名詞になります。
arrive(到着する)→ arrival(到着)
propose(提案する)→ proposal(提案)
rent(賃貸する、賃借する)→ rental(賃貸、賃借)
renew(新しくする)→ renewal(更新)
survive(生き残る)→ survival(生き残ること、サバイバル)
最後に
今回はここまでです。スーパーヒーロー着地はカッコイイですけど、デッドプールの言う通り確かに実用的ではないですね。真似して膝を壊さないように気を付けましょう。
接尾辞というと少し難しく感じるかもしれませんが、普段見かける単語の中にも『-al』で終わっているものがけっこうあると思います。そういった単語を見たときに、元になった名詞や動詞を知っていればより単語力が高まると思います。
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(参照2024/06/19)
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