第29回.『~すべきだった』後悔を表す表現とは?
映画『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』(2019年)より
原題『Spider-Man: Far From Home』
問題
ミステリオ/クエンティン・ベックのセリフ
I do what I should __ done.
前の世界で、できなかったことをする。
直訳:私がすべきだったことをする。
__に入るのはどれでしょう?
①can
②must
③will
④have
映画のシーン
映画『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』のミステリオ&スパイダーマンVS炎のエレメンタルズのシーンでのセリフです。
観覧車に取り残されたネッドたちを助けようとするスパイダーマンに、炎のエレメンタルズが迫ってきて追い詰められてしまいます。そこにミステリオが立ちふさがり「会えてよかった、あの時できなかったことをする」と言い、炎のエレメンタルズに対して特攻していきます。
答え
正解は④haveです!
ミステリオ/クエンティン・ベックのセリフ
I do what I should have done.
前の世界で、できなかったことをする。
直訳:私がすべきだったことをする。
詳しい英語の解説
関係代名詞what
関係代名詞whatは先行詞なしで使うことができます。『関係代名詞what=the thing (that)』といった感じで、先行詞を含んでいると考えるとわかりやすいです。
「~すること」や「~するもの」と訳すことができ、『what S V』で「SがVすること」のように使われます。今回のセリフでも「what I should have done」で「私がすべきだったこと」となっていますね。
後悔を表す表現
『should have 過去分詞』で「~すべきだった」という過去にしなかったことに対する後悔を表すことができます。
ミステリオ/クエンティン・ベックのセリフ
I do what I should have done.
直訳:私がすべきだったことをする。
『should have 過去分詞』が使われていることによって、ミステリオは前の世界を守ることができなかったという後悔の念を抱いていることがわかります。
しかし、過去にエレメンタルズと戦っていたというのは嘘で、ただの自作自演でしたね。このセリフも自分が過去に戦っていたということを印象付けるために言ったと考えると、ミステリオの用意周到なところや狡猾さがわかりますね。
最後に
今回はここまでです。『should have 過去分詞』など『助動詞 have 過去分詞』で、過去のことについて色々な心情を表現することができます。
こういった表現を知っておくと、キャラクターの心情がわかってより映画を楽しめますよ。今回のセリフは、ミステリオがスパイダーマンを騙すためにしっかり設定を練って演技していると考えると、彼の性格がわかって面白いですね。
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文法編ミステリオのセリフ
I do what I should _ done.
前の世界で、できなかったことをする。
直訳:私が、するべきだったことをする。_に入るのはどれ?
①can
②must
③will
④have前の世界でミステリオがエレメンタルズと戦っていたことがよくわかるセリフですね! pic.twitter.com/9GJmi2Ozku
— アキラのアメコミ映画の英語解説 (@Ironman_English) July 13, 2019
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DVD:スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム
https://marvel.disney.co.jp/movie.html
(参照2020/2/3)
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