第1218回.マーベル映画のセリフで『完了形+受動態』を解説
映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』(2017年)より
原題『Guardians of the Galaxy Vol. 2』
問題
ピーター・クイル / スター・ロード(クリス・プラット)
I thought your thing was a sword?
字幕:剣じゃないのか?
訳 :君の武器は剣だと思っていた
ガモーラ(ゾーイ・サルダナ)
We’ve __ hired to stop an inter-dimensional beast.
字幕:異次元を飛び回る怪物から剣で電池を守れる?
訳 :私たちは異次元の獣を止めるために雇われた
__に入るのはどれでしょう?
①be
②was
③were
④been
答え
正解は④beenです!
ガモーラ(ゾーイ・サルダナ)
We’ve been hired to stop an inter-dimensional beast.
字幕:異次元を飛び回る怪物から剣で電池を守れる?
訳 :私たちは異次元の獣を止めるために雇われた
詳しい英語の解説
完了形+受動態
作り方:have been done
意味:~されたところだ(完了)、~されたことがある(経験)、~されている(継続)など
現在完了(完了形)の表現『have+動詞の過去分詞形』と、受動態の表現『be動詞+動詞の過去分詞形』を組み合わせた形になります。
We’ve been hired to stop an inter-dimensional beast.
訳:私たちは異次元の獣を止めるために雇われた
不定詞(副詞的用法)
不定詞句:to stop an inter-dimensional beast
意味:異次元の獣を止めるために
to不定詞の副詞的用法は『~するために』という目的や、『~して』という原因・理由などを表します。
セリフでは『異次元の獣を止めるために』という目的を表しており、動詞を修飾しています。
We’ve been hired to stop an inter-dimensional beast.
訳:私たちは異次元の獣を止めるために雇われた
think (that) 1文
意味:~だと思う
接続詞『that』以下に1文・節を置いて名詞節を作ります。『that』以下の名詞節は『think』の目的語になります。
この接続詞『that』は省略可能であり、会話ではほとんど省略されます。セリフでも省略されています。
セリフでは『時制の一致』が起こっています。従属節(that以下)の動詞の時制は、主節の時制によって決まります。
主節の時制が過去の場合、目的語となった従属節は時制が1つ過去(現在は過去、過去は大過去)になります。
I thought (that) your thing was a sword?
訳:君の武器は剣だと思っていた
最後に
今回は『完了形+受動態』『不定詞(副詞的用法)』『think that』を解説しました。今回のセリフは複数の英語表現を組み合わさっていて、勉強になりますね。
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(参照2025/07/02)
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